不動産を売却するにあたって、建物の価格を査定する方法に「原価法」とよばれるものがあります。
原価法とはどのような査定方法なのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、長期優良住宅が高く売れる理由や、中古住宅を高く売るタイミングも含めて解説します。
原価法とは建物をどのように査定する方法なのか？
中古一戸建てはいくつかの査定方法を組み合わせて査定額を出しますが、建物に関しては原価法が用いられます。
まずは、今この建物を取り壊して、もう一度同じものを建てた場合の原価がいくらになるかを計算することが必要です。
建物や設備は経年とともに老朽化していくため、その価値低下分について、築年数に応じて減価修正をおこない、査定価格を推定する方法になります。
計算式で表すと「再調達価格×延べ床面積÷耐用年数×残存年数」となり、再調達価格に関しては国税庁のホームページで調べることが可能です。
建物の担保評価は住宅ローンの融資額を決める際の参考になる重要なものなので、しっかり確認しておきましょう。
建物の査定方法で長期優良住宅が高く評価される理由とは？
基本的に築年数の古い建物は査定額も低くなりがちですが、長期優良住宅などは築年数の影響が小さく、高く売れる可能性が高くなります。
長期優良住宅とは、優れた性能を持っていて長期にわたって安全で快適に暮らせる住宅のことです。
また、住宅性能評価制度により住宅性能評価書を取得した住宅も、国の基準を満たしていることで高く売れやすくなります。
耐震等級3の最高等級を取得していることも、築年数に関係なく高く評価される理由です。
中古物件が高く売れるタイミングはいつなのか？
中古物件が高く売れるタイミングを見極めるのであれば、築10年を超える前に売却するのがおすすめです。
一戸建ては築10年を超えると購入希望者が減り、値下げしなければ売れにくくなってしまいます。
また、売却して利益が出た場合に発生する譲渡所得税は、不動産の所有期間が5年以下か5年以上かによって税率が変わるため、その点も確認したうえでいつ売却するか決めたほうが良いでしょう。
売却する本人が居住用不動産として使っていた場合はさらに軽減税率が適用されるので、調べておくことをおすすめします。
まとめ
不動産を売却する際は、建物の査定方法である原価法や、高く売れる住宅の条件などを事前に確認しておくと良いでしょう。
中古物件の高く売れるタイミングがいつなのかについては、建物の築年数や税金の面から考えることが可能です。
我孫子市を中心にして東葛エリアの物件は、私たち株式会社オークにお問い合わせください。
売却もおこなっているので、お気軽にご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
