水路に面した土地は、水害のリスクが高いなどさまざまなデメリットがあります。
そのため、買い手が見つかりにくい問題があり、売却できるのか不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、水路に面している土地のデメリットや売却方法、注意点について解説します。
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水路に面した土地のデメリットについて
建物を建てるためには、幅員4m以上の建築基準法上の道路に2m以上接している必要がありますが、水路周辺はその基準を満たせていない可能性があります。
基準を満たせていない場合は建築不可となり、居住用地として売却することは難しくなります。
次に、軟弱地盤の可能性が高い点もデメリットです。
住宅を建てる際には地盤の補強工事が必要になることから、高額な工事費用が想定されるため、相場よりも価格を下げなければ売却が長引く可能性があります。
最後に、豪雨や台風などの災害時に水位が上昇しやすく、水路からあふれた水が土地や建物に流れ込み浸水する可能性があります。
近年は、多くの方が水害に対する高い危機意識を持ち始めているため、浸水被害のリスクがある土地の購入を敬遠する傾向です。
以上のように、水路に面している土地は、見た目だけでは判断できないデメリットが多いです。
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水路に面した土地の売却方法について
水路に面している土地を売却する方法は、居住用として売却するか土地として売却するかによって異なります。
居住用として売却する場合は、建築基準法の要件を満たすために橋をかけてから売却しましょう。
道路と土地が2m以上接するように橋をかければ、建築が可能になるため、買主が見つかりやすくなります。
しかし、その際は水路の占用許可を申請し取得したあとに、買主への継承もできるかの確認も必要です。
占用許可を取得しても継承ができなければ、後々自治体と買主でトラブルが発生する可能性があるため気をつけましょう。
橋をかけるには高額の費用がかかることもあるため、土地として売却することもひとつの手です。
物置小屋の設置する土地や駐車場として活用できるため、売却できる可能性があります。
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水路に面している土地を売却する際の注意点
土地が水路に面している場合、買主に対して告知義務があります。
告知義務とは、欠陥や瑕疵をすべて説明する義務のことで、建築不可などの制限があることも説明しなければなりません。
告知せずに売却した場合、売主は買主から契約解除や損害賠償を請求される可能性があります。
また居住用として売却する場合、接道義務が満たされていなければ橋をかけて売却するという方法が挙げられますが、高額なコストがかかります。
とくに敷地内に車を停める想定であれば、橋の耐久も上げなければいけません。
その際には、水路の幅や橋の耐久性によっては数百万円ほどの価格がかかることもあるでしょう。
土地が売却できたとしても、そのコストを回収できるとは限らず、赤字になることもあります。
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まとめ
水路に面した土地は、建築制限や浸水リスクなどのさまざまなデメリットがあるため、売却が難しいです。
接道義務を満たしていない場合は、橋をかけることで建築が可能になり、買主が見つかりやすくなります。
しかし、橋をかける際に高額なコストがかかり、赤字となる場合もあるため、土地として売却することも検討すると良いでしょう。
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