実家を相続したあとの片付けに苦労される方は少なくありません。
しかしいざ片付けるにしても、どこから手を付けたらよいのか困ってしまいますよね。
そもそも片付けは誰がするものなのか、遺産整理の方法もあわせてご紹介しますのでぜひ目を通してみてください。
実家を相続したら片付けする人は誰になる?
親の遺品整理は一般的に法定相続人がおこないます。
相続する場合、遺品を所有する権利とともに義務も相続することになるため、故人の遺品整理も義務としておこなわなければいけません。
法定相続人は優先順位が決まっており、子ども、親、兄弟姉妹の順で相続されます。
もし故人に子どもがいなかった場合は親、子どもも親もいない場合には兄弟姉妹が法定相続人にあたります。
ただし、遺品整理はすぐに片付くものではありません。
法定相続人だけでおこなうとなると大変な作業になってしまうため、身内で協力して進めるとよいでしょう。
遺品整理の中には相続財産となるものもあります。
●現金や預金通帳
●有価証券
●生命保険証券
●高級品や芸術品など
こういったものは相続財産になるため、トラブルに発展させないためにも相続人みんなで整理するとよいでしょう。
遺言書がある場合は、その内容に沿って遺品整理をする必要もあります。
また、相続を放棄する場合は遺産整理の必要はありません。
遺品を片付けてしまうと相続するものとみなされ相続放棄が認められないケースもあるため注意しましょう。
遺品整理は大変な作業のため後回しにされがちですが、早めにおこなっておくのがポイント。
相続した実家を売却したり貸したりする場合も、家の中を片付けなければいけません。
相続財産の有無を確認するためにも早めにおこないましょう。
相続した実家を片付ける遺品整理の方法は?
自分で片付ける
自分で片付ける場合は、やみくもに始めるのではなく、あらかじめ遺品整理のポイントを押さえておきましょう。
まずはあらかじめ片付けのスケジュールを立てておくのがおすすめ。
トラブルを避けるためにも相続人が集まれる日を決め、スムーズに進められるようにしておくと安心です。
残しておくものとゴミとして処分するものに仕分けしていくのですが、整理したものを置くスペースを確保しておくとよりスムーズに作業が進められます。
遺品整理のプロに依頼する
片付け時間が確保できない場合は、遺品整理のプロに依頼するのもおすすめです。
遺品の仕分けや処分するものの引き取り、清掃なども引き受けてくれるため、自分で遺品整理をするよりも早く片付けられます。
遺品整理をおこなっている会社はいくつもありますが、専門業者かどうか、有資格者が在籍しているかどうか、明確な料金表示はあるかなどを確認して、安心して任せられる業者を見つけましょう。