「できるだけ早く」「できるだけ高値」で売却を済ませたいというのが、不動産売却を検討する方の願いですよね。
この記事では、所有している不動産を更地にしてから売却をする際のポイントについてご紹介していきます。
不動産売却をご検討中の方はぜひチェックしてみてください。
不動産を更地にして売却をおこなう際の費用やスケジュールの目安とは?
所有している不動産が土地だけではなく土地プラス建物にあたる場合は、建物をそのままにして売却するか、それとも建物を取り壊して更地にしてから売却するかという点をまず見極めましょう。
とくに、建物がずっと空き家となっている場合や何十年もの築年数が経過している古い家だという場合は、一度更地にしてから売却をするほうが売却はスムーズにいく可能性が高まります。
一般的に判断基準となるとされているのは、下記のような点になります。
●築後20年以上経過している
●資産価値がそこまで高くない
●旧耐震基準に該当する建物である
●それなりに土地需要があるエリアにある
今建っている建物を取り壊して更地にする際にかかる解体費用は、1坪あたり3~5万円ほどが相場になります。
また、解体にかかる期間としては、通常7日間程度がかかるとされています。
建物が木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造のどれにあたるか、廃材の処分をどうするか、重機が入れる場所かどうかなどでも解体費用や解体にかかるスケジュールが若干異なってくるため注意しましょう。
更地にして不動産売却をおこなう場合のメリット・デメリット
一度更地にしてから不動産を売却する際は、下記のようなメリットとデメリットがあります。
【更地にしてから売却するメリット】
●維持管理がしやすく、売りやすくなる
●解体に費用と日程がかかる
●建物への契約不適合責任を問われることがない
●条件によっては空き家解体ローンなどを利用できる可能性がある
【更地にしてから売却するデメリット】
●解体に想定外の出費がかさむ可能性がある
●固定資産税の負担額が増える
なお、建物が古民家と呼ばれる資産価値の高いものである場合や再建築が難しい土地にある場合は、築年数が経過していたとしても古家付きの土地として売却したほうがよいこともあります。
また、更地にしても売却が難しいような土地の場合は、業者に買い取りをお願いするという方法もひとつの手と言えるでしょう。