不動産の売却には、不動産の査定から引き渡し当日まですることがたくさん。
今回は、引き渡し当日の流れや必要書類などをご紹介していきたいと思います。
不動産売却の大事な最終段階となる、引き渡し当日に慌てることのないようぜひ目を通しておきたいところです。
不動産売却をご検討中の方もぜひ参考にしてください。
不動産売却の引き渡し当日の流れをチェック!
通常、不動産の売却のステップとなるのは下記のようなものです。
●不動産会社への相談や不動産の査定
●不動産会社との媒介契約の締結と売却活動
●買主との売買契約の締結
●不動産の引き渡しと決済
●売却後の確定申告など
売主として不動産の売却をすすめる際は、売買契約を結んだら一段落と考える方も多いかと思います。
しかし、売買契約の締結から実際に物件を引き渡すまでは1~2か月ほどの期間が空くこともあるため、引き渡し当日に何をするべきか何を準備しておくべきかなどに関する、心構えが大切になってきます。
一般的には引き渡しには、売主・買主・不動産会社・金融機関の担当者・司法書士が同席することになり、引き渡し当日には、所有権移転登記の申請手続き、物件の引き渡し、売買代金の支払いなどがおこなわれます。
おおまかな当日の流れは、下記のとおりです。
●登記申請の手続き
●残代金の受領
●諸費用などの清算
●書類などの交付
●物件の引き渡し
不動産売却の引き渡し当日に必要になる書類とは?
不動産の売却では引き渡し当日がハイライトとなり、さまざまな書類の準備が求められます。
一戸建て住宅の場合、マンションなどの集合住宅の場合、住宅ローン残債がある場合などで、それぞれ準備するべき書類が異なってきます。
とくに、不動産の売却をおこなう際に住宅ローン残債がある場合は、通常の書類に加えて、抵当権抹消登記用の書類なども同時に準備しておく必要があるため注意が必要です。
一戸建て住宅の場合、引き渡し当日に必要となる書類や持ち物には下記のようなものがあげられます。
●実印
●印鑑証明書
●写真付きの身分証明書
●登記済証などの権利証
●不動産の評価証明書や公課証明書
●住宅の鍵と引き渡しが必要な住宅関連の書類
●着金を確認できるデジタル端末など
また、場合によっては引き渡し当日に同席している司法書士への報酬や不動産仲介会社への仲介手数料などを現金で準備するべきこともありますので、事前に確認しておきましょう。
不動産売却で準備が必要になる書類は、ケースバイケース。
引き渡し当日までに余裕を持って準備するのは当たり前のことですが、担当者などに準備するものを確認し、漏れがないように注意してくださいね。