不動産売却を希望する場合でも、所有している不動産がある区域や周辺にある施設によっては、思いどおりに売却が進まないケースがあります。
とくに、周辺に人から敬遠されやすい施設があるエリアに土地を所有している方は、売却に与える影響が気になるところでしょう。
こちらの記事では、不動産売却を考えている物件近くに葬儀場がある際の、価格への影響やデメリット、さらに売却するコツについても解説します。
葬儀場の近くの不動産売却で考えられる価格への影響
建物の近くに葬儀場や火葬場があるからと言って、直接的な被害やトラブルが起きる可能性は低いものです。
ただ、葬儀場や火葬場の存在に不快感を持つ方もいて、その場合は嫌悪施設となるため、立地条件が悪いと見なされ価格が下がる可能性があります。
ただし葬儀場や火葬場があっても気にしない方もいるので、そういった方が相手であれば価格を下げずに売却できるでしょう。
もしも葬儀場が隣接していることでなかなか買主が決まらないときには、値下げも考えなければなりません。
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葬儀場が近くにある不動産売却時に考えられるデメリット
葬儀場や火葬場が近くにある不動産売却では、売却額への影響以外にもいくつかのデメリットがあり、そのひとつが売却後に買主との間に起きるトラブルです。
葬儀場や火葬場が周辺にある不動産は心理的瑕疵にあたるため、買主に伝えずに売却してしまうと、あとで契約不適合責任に問われる恐れがあります。
また、周囲に火葬場がある土地には建設規制が定められている場合もあり、宅地として利用できないこともあります。
宅地利用できない土地は買主が見つかりにくくなるため、売却時の大きなデメリットと言えるでしょう。
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葬儀場近くにある不動産売却をスムーズに進めるコツ
葬儀場や火葬場が近くにある不動産売却を少しでもスムーズに進めるためのコツは、売却額を下げて売りに出すことです。
売却額が安い物件は多くの方に注目されるので、比較的早く買主が決まることが期待できます。
相場に近い額で売りたい方は価格を下げずに売りに出すのもひとつの方法で、葬儀場が近くにあっても気にしないという買主が見つかれば、そのままの額で売ることが可能です。
嫌悪施設の近くに住むことには抵抗があっても、事務所や駐車場として使う分には気にならないという方もいます。
そのため、建物を壊して更地にし、土地として売る方法も売却しやすくなるコツです。
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まとめ
葬儀場や火葬場が近くにある不動産を売却する場合、不快感を持つ方にとっては心理的瑕疵にあたるため、売却額を下げないと売れない可能性があります。
また、このような不動産を売るときには、あらかじめ本当のことを伝えておかないと、あとでトラブルが起きる恐れがあるため注意が必要です。
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